++空模様 恋模様++

小説や詩などを ただ思ったままに。

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■ 2007-08-04(Sat)
王国暦630年。
この国に錬金術師を育てるアカデミーが出来て100年。
この年創立100年を迎えたアカデミーはあるイベントを行うことになっていた。

掲示板を前に群がる錬金術師の卵たち。
本編の主人公の一人でもある柚木も例外ではなかった。
「ふーん」
分厚い本を脇に抱え、空いた方の手で軽く髪をかき上げる。
薄くオレンジがかったストレートの髪がサラッと指の間から滑り落ち、切れ長の目に軽くかかる。
「…っと、課題の材料材料」
あまり興味がないのか柚木は掲示板の内容をサラッと流し人山を抜けた。

「いらっしゃいですわ」
アカデミー内にある購買。
錬金術に必要な材料や道具、参考書などが置いてある。
「エイミー、黄金蜂の針が欲しいんだけど」
カウンターに軽く上半身を乗せ店番の少女に顔を近づけた。
「柚木さん顔が近いですわ」
ニッコリと微笑まれ「あ、そう?」と上体を起こす。
「で、ある?」
「残念。今朝売ったので最後でしたわ」
ほほほ。と笑うエイミー。
「最近品揃え悪くない?」
少々ムッとしながら柚木は購買部の中を見渡した。
少し前から品物の数は激減、棚や籠の中はガランとしていた。
エイミーは柚木の言葉に「ふー」とため息をつく。
「仕方がありませんわ。首都アビベリーと繋がる橋が壊れてますもの」
「って言われてもなぁ。課題出来なきゃ落第だしな」
と言いつつあまり困った様子はみてとれないのが柚木である。
涼しい顔でポリっと耳の後ろをかいた。
「何でしたら、ご自分で採りに行かれたらどうです?黄金蜂なら裏の森に行けばいると思いますよ」
「ま、考えてみるよ」
そういうと軽く手を上げ購買部を後にする。
購買部を出るとまだ掲示板に群がる生徒たちがいた。
柚木はその中に知った顔を見つける。
「…創始?」
名前を呼ばれた生徒は群がる生徒たちの一番外側で、ズボンのポケットの両手を突っ込んだ格好で掲示板を遠めに見ていた。
「よぉ」
柚木に気づきゆっくり歩いてくる。
「なにやってんの?」
短髪より少し長い髪をツンツンと立てた黒髪は大きい目に良く似合っている。
だが可愛いという感じではなくありふれたどこにでもいるような男の子だ。
柚木と並ぶから余計にそう見えるのかもしれない。
2人は並んで歩きだした。
「黄金蜂の針が切れてさ、課題に行き詰った。お前持ってる?」
「ない。昨日久遠に残ってる分全部やったからなぁ。今行けばまだ残ってるかもよ?」
創始の言葉に柚木は軽く肩を落としため息をつく。
「昨日?くそ…先に創始んとこ行きゃ良かった」
それを横目に創始は「ははっ」と笑い「付き合うよ」と柚木の肩を叩いた。

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